大阪の経営コンサルタントGMのブログ

経営・コンサルティング・仕事・人間に関することを中心に書いていきます。

失敗論

管理会計の続きを書こうと思っていましたが、

気が変わり、失敗論を書きます。

 

内容は気分次第です!!

 

さて、失敗論ですが、

 

よく本とか偉人の言葉で、失敗は成功の母、とか

失敗するやつが成長する、若いうちに失敗すればいい・・・

などとあります。

 

しかし、なぜ失敗をすることが良いのか、について

書かれている・言われていることが少ないと思いました。

 

なぜ失敗をするといいのでしょうか?

 

ある行動が失敗したとします。

失敗をしたことによってその行動がダメだった、

ということがわかることが重要なんです。

 

よくあるパターンとしては、勉強やビジネス、ダイエットとか

なんでも言えますが、なにか問題にぶちあたったときに

いろいろ効果があると見込まれる改善策が思い浮かぶと思います。

 

そこで、なにが効果があるかわからないため結局なにもしない、

もしくはひとつかふたつ試して終わってしまうパターンを見かけます。

 

実際にやって失敗しないと、その改善策がダメだったかどうかが

わからないのです。

成功したらしたでそれはそれとして継続すればよいのです。

10個の改善策があったとして、1つ試してダメだったら、その1つは

今後行わなければよいのです、すぐ次の改善策を

試しましょう。

 

失敗の効用について論じました。

 

 

管理会計

記事を見直していて、

 

私の専門分野である管理会計について一度も

語っていないことに気づきました。

 

ということで、管理会計について書きます。

 

管理会計は、英語にすると

マネジメントアカウンティング、もしくは

マネジニアルアカウンティングです。

 

英語にするとイメージが素直に伝わるのですが、日本語だと

なんか野暮ったい(笑)というか、

なんか管理するんかい!みたいなイメージがあるので私は

好きではないです。

 

本来、管理会計は、経営の意思決定や業績管理に使う会計で、

経営者の学問と言われています。

(会計士さんや税理士さんが主に使うのは財務会計と呼ばれる

ものです、念のため)

 

私は経営には非常に重要な概念だと思うのですが、あんまり

重要性を認識している方が少ないのが残念です。

 

具体的には、管理会計はどんなことすんねん!と言われた方、

お待ちかねです。

 

 ①原価管理

 ②CVP分析 (損益分岐点分析)

 ③意思決定

 ④業績管理

 ⑤他、アメーバ経営や活動基準原価計算

 

次回以降にて各項目を説明していきます。

相手への尊重

今回は、相手への尊重を書きます。

 

これはどういうことか、というと

通常、人は

 ・自分の得意分野

 ・重要だと思うこと

で、他人を評価しがちです。

 

勉強が得意な人は、スポーツやってる人を勉強の視点で判断する。

逆も然り。

ファッションが重要だと思う人は、服装に頓着しない人を軽視する。

服装に頓着しない人は、ファッションじゃなくて中身でしょ、と言ったりする。

 

上記は、極端な例かもしれませんが、おおよそ誰でもそういう傾向はある

と思います。

この得意分野を持つ・重要だと思うことが悪い、といっているわけではありません。

 

それによって、他人を評価したり、他人の強みを見ない、といった

ことが(私の経験では)多く生じていると思います。

自分が得意なことがたまたま相手が弱かっただけで、相手には

相手の得意なこと・重要だと思うことがあるわけです。

(相手が得意なことが自分が不得意、というケースもあるはずです)

 

そこで最初に戻りますが、

相手の得意分野・重要だと思っていることに対しての「尊重」が

私は必要だと思います。

 

自分が得意なことは〇〇だ、でもあなたは△△が得意だ。

〇〇はもちろん重要だが、△△も同様に重要だと思う。

ただし、私は△△には興味は無い・私が取り組むべきではないと思う。

 

といった、相手に対する尊重です。

 

これが欠けてて、一方的にあいつは~が悪いからな!とか言う方が

いらっしゃいます。

(相手には相手の得意分野・重要だと思うことがあるはずです。)

 

話が少しそれますが、↑のような言い方をされる方の傾向として

自分を客観視できていない、というのが挙げられます。

 

自分を客観視できていないがために、相手の弱い部分・悪い部分

ばかりに目がいってしまう。

自分にも弱みがある点を認識していれば、相手の弱い部分に

対しても寛容や許容ができるはずです。

(相手の欠点や悪い部分は発見しやすいですから。逆に自分の

欠点は発見しづらいです)

 

今回はこれまで。

 

 

 

 

 

 

 

強みと弱み

今回は強みと弱みについて書きます。

 

人は強みと弱み、両方を持っている。

 

一般的には、弱みはあまり気にせず強みを徹底的に伸ばすのがよい

と言われています。

弱みの補強に時間・意識をかけていては、効果も薄い。その分を強みに

回したほうが効果が出やすいというものです。

 

それはそれでよいとは思うのですが、私は少し違う考え方を持っています。

それは、弱みは弱みとして補強し、強みは強みとして伸ばすというものです。

 

これを読んだ方は、そんないいとこどりは無理だ。と思われると思います。

 

しかし、弱みを補強しないとビジネスで負ける、また強みを伸ばしていかないと

独り立ちできない・・・と両睨みが必要です。

 

しかし時間は限られています。

 

もう少し説明をすると、

弱みの場合、対処としては「回避」「低減」「転嫁」「受容」という態度が

あると思います。ここで受容という選択のみをするのではなく、

弱みが発生する場面をなるべく「回避」したり、「低減」する努力をするべき

だと思います。

 

弱みもある程度カバーしながら強みを伸ばす、こんな姿勢がよいのでは

ないでしょうか。

 

読書4

またまた読書の話です。

 

毎回あまり整理してから文章を書いていないので

稚拙になっていますがご容赦ください。

 

今回は短いです。

 

<良い本の条件>

 1.本質的であること

 2.汎用的であること

 3.単純明快であること

 

です。この3つの条件を満たしている本は、良い本と言えると思います。

そんな本を書いてみたいです。

経営コンサルタント業とはなにか

まだそんなに記事を書いていませんが、

ふと振り返ると、本業の話がまだ出ていなかったので書きます。

 

そう、「経営コンサルタント業」についてです。

 

少し経営コンサルタントについて整理してみます。

経営コンサルタントの定義は?

 企業の改善を支援する人

②どういう風に企業の改善をするのか?

 基本的な流れは、診断→問題点把握→改善策立案と実施→効果確認と改善策修正

 が多い。

③どんなコンサル会社があるのか?

 本やネットにいっぱい載っています。

 企業形態別には総合系・IT系・会計系・戦略系・人事系・銀行系・日本系・・・

 などがあります。

 主に、戦略系ではボストンコンサルティングマッキンゼーなどがあります。 

③企業内にはいろいろな組織・仕事があるが、どこを支援するの?

 本とかネットには、一般的な分類が載っています。

 領域別・・・会計・システム・人事・戦略・物流・生産・販売・営業・・・

 業種別・・・製造業・小売業・商社・通信・建設・流通・インフラ・・・

 大体この領域or業種の切り口で企業を支援するケースが多いです。

④個人経営・法人組織に属する、どちらなのか?

 9割は個人と言われています。1割はファームと呼ばれる

 コンサル会社に属しています。私はファームに勤めています。

⑤年収は?

 平均で7百万円ぐらいと言われていますが、定かではありません。

 日本の平均年収が4百万ぐらいだとするとやや高めかもしれません。

⑥激務なのか?

 激務です。激務ですが、一般の会社と違い、工夫やひらめきで仕事が進む

 ケースもあるので、一概に言えません。

 一流になるほど経験が増えてパターン化できるので加速度的に仕事は

 速くなります。しかし仕事自体が好きな人もいるので長時間する人もいます。

 (これはいずれまた取り上げます)

⑦どんな人が多いのか?

 頭が良い・切れる人が多い、という一般的な印象があるようです。大体あたって

 いますが、頭の良いというのをどう定義するかの問題があります。

 記憶力が良い、のは頭が良いという定義ではありません。

 (これはいずれまた取り上げます)

⑧対象とする企業はどんなところが多いのか?

 日本の90数%が中小企業、業種だと半分以上が製造業ということを

 考えると、ボリュームゾーンは中小の製造業、ということになります。

 もちろん超大企業しか相手にしないコンサル会社もありますし、

 中小零細を対象にするコンサル会社もあります。

 私の感覚では、大体売上10億程度以下が中小企業、10億~1000億

 が中堅、1000億以上が大企業、1兆以上が超大企業です。

 

いかがでしょうか。少し経営コンサルタント業が身近に感じられたでしょうか。

このテーマは続きます。

 

ニュートラルな姿勢

これは、体の姿勢、という意味ではなく、

仕事を含めたマインドセットの話です。

 

ニュートラルな姿勢、というのはなにかというと、

ある項目・事象に対して、中立的な態度を取る、ということです。

 

二元論的な観点で話をすると、ある項目・事象に対して

 ・定性⇔定量

 ・売上⇔コスト

 ・自信⇔謙虚   ・・・etc

などがあると思います。

 

これについて、人はある程度偏りがあると思います。

例えば、営業マンやモチベーションアップ指導をする方などは定性的な

話を重要視されます。逆に銀行員や会計士の方は数字をもとにした議論

(=定量)を好まれます。

 

この場合、偏りがひどいと、発する言葉が、

 定性重視の人:やる気だ~!ガ~っとやるんだ!勢いだ!

 定量重視の人:100%達成してくれ。数字で必ず説明を。

        数字で悪い結果だからダメ。

と、少し極端かもしれませんがこうなります。

 

そうすると、項目・事象に対して多面的な見方ができなくなり

本質を見誤ることがあります。

 

そこで、両方の視点を持ちながら中立的な立場で見るのが重要です。

両方の性質を持って議論ができれば説得もしやすいし、納得も得られやすい。

 

ただし、完全に真ん中の立場をとることは難しいです。

AなのかBなのか、となったときにどちらもでありません、とは答えられない。

 

スタンスとしてはBだが、Aの観点も重要だ。となるのが理想でしょう。

 

今回、二元論的な話をしましたが、もちろん物事は全て極端に2つの性質

のみで語れないのですが、議論を簡単にするためそう致しました。