大阪の経営コンサルタントGMのブログ

経営・コンサルティング・仕事・人間に関することを中心に書いていきます。

コンサルタントは責任を取らない?

今回は、本業のコンサルティングについてお話します。

 

コンサルタントは責任を取らない?です。

 

よく、初めて知り合って、かつ利害関係のない方に

経営コンサルタントしてます、と自己紹介すると、

 

「あ~あの言うことだけ言って責任取らないやつね」

 

とか言われます。

 

これは、私からすると、半分合っているし、半分間違っている

と思います。

 

よく私は大学受験等の予備校の先生に例えて話をするのですが、

どんなに優秀な先生でも、確実に生徒全員を東大に合格させることは

不可能です。

 

ですよね?

 

教え方がうまい、説得力がある、引き込まれる、素晴らしい先生

だとしても、最終的に試験を受けるのは生徒です。

生徒がどれだけ頑張ったか、です。

 

これは経営コンサルタントでも同じです。

どんなに素晴らしい経営コンサルタントでも、クライアント企業

が実施しなければ、業績は改善しません。

 

予備校の先生のときは、あいつ責任とらね~とか言いません

よね?

 

但し、気を付けないといけないのは、

先生が優秀で生徒の成績が悪いパターンならまだいいのですが、

先生が下手くそで生徒の成績が悪いパターンがあることです。

 

この後者のパターンで、俺がわるいんじゃねえ、勉強してねえ

おまえらが悪いんじゃ!と言う方がいると、責任は先生にあるのでは?

となってしまいます。(生徒に責任転嫁している)

 

経営コンサルタントの仕事も、基本的には人に対して教える・指導する

ことなので、実施するのは当人です。

 

当人が実施して成功すれば、当人の努力のおかげ、当人が実施して

失敗すれば、コンサルが悪い・責任取らない、となってしまい

がちです。

 

世の中には、詐欺まがいのコンサルを名乗る人も多いので、

責任とらないやつね、と言われると中々反論しづらいですが、

今まで書いてきたようなことがあるので、少しは

考慮して頂けると幸いです。

 

ただ、私は「結局あなた次第なんでね。」といったことは

発言しません。逆に「必ず業績を上げます。」というのも

相手があることですので中々難しい。