コンサルタントは責任を取らない?
今回は、本業のコンサルティングについてお話します。
コンサルタントは責任を取らない?です。
よく、初めて知り合って、かつ利害関係のない方に
経営コンサルタントしてます、と自己紹介すると、
「あ~あの言うことだけ言って責任取らないやつね」
とか言われます。
これは、私からすると、半分合っているし、半分間違っている
と思います。
よく私は大学受験等の予備校の先生に例えて話をするのですが、
どんなに優秀な先生でも、確実に生徒全員を東大に合格させることは
不可能です。
ですよね?
教え方がうまい、説得力がある、引き込まれる、素晴らしい先生
だとしても、最終的に試験を受けるのは生徒です。
生徒がどれだけ頑張ったか、です。
これは経営コンサルタントでも同じです。
どんなに素晴らしい経営コンサルタントでも、クライアント企業
が実施しなければ、業績は改善しません。
予備校の先生のときは、あいつ責任とらね~とか言いません
よね?
但し、気を付けないといけないのは、
先生が優秀で生徒の成績が悪いパターンならまだいいのですが、
先生が下手くそで生徒の成績が悪いパターンがあることです。
この後者のパターンで、俺がわるいんじゃねえ、勉強してねえ
おまえらが悪いんじゃ!と言う方がいると、責任は先生にあるのでは?
となってしまいます。(生徒に責任転嫁している)
経営コンサルタントの仕事も、基本的には人に対して教える・指導する
ことなので、実施するのは当人です。
当人が実施して成功すれば、当人の努力のおかげ、当人が実施して
失敗すれば、コンサルが悪い・責任取らない、となってしまい
がちです。
世の中には、詐欺まがいのコンサルを名乗る人も多いので、
責任とらないやつね、と言われると中々反論しづらいですが、
今まで書いてきたようなことがあるので、少しは
考慮して頂けると幸いです。
ただ、私は「結局あなた次第なんでね。」といったことは
発言しません。逆に「必ず業績を上げます。」というのも
相手があることですので中々難しい。